
洋菓子から和菓子まで、神戸ならではのスウィーツがいただける元町三丁目。
暑い季節になると、とたんに恋しくなる「ひんやり・つるり」としたお菓子たち。
今回は、元町三丁目で出会える冷たいスウィーツをご紹介します。





二つ茶屋
近年、夏の間ずっと、テレビや雑誌、そしてグルメブログで「かき氷」を見続けたような気がします。
昔からある「夏の風物詩」メニューでありますが、若者が行列している映像や、多種多様に広がったメニューなどを見る度、いつの間にか一大ブームになっているのを感じていました。そして、これから気温がドンドン上がる季節。熱中症の予防のためにもスウィーツから水分を摂り入れ、体をクールダウンする事が、エコノミーな生活にも繋がりそうですね。さて、今回まずご紹介するのは、「宇治あんしぐれ」というかき氷です。

宇治あんしぐれ
濃厚な抹茶シロップと、ふんわり柔らかい白玉
抹茶のシロップはさっぱり濃厚です。シロップがどの段階からかけられているのか定かではありませんが、食べ進んでも、食べ進んでも、氷の白いところが見えてきません。それくらい濃い抹茶のシロップのおかげ最後まで濃厚な味わいを感じられます。
忘れてはいけないのは、こちらが和菓子店である事。白玉は、冷たい氷の上に乗ってるのに、ふんわりと柔らかい。そして、何と言っても、餡(あん・あんこ)が和菓子店ならではの美味しさです!滑らかでまろやかな舌触りのこしあんは、優しいのどごしです。甘さも控えめで、きめ細かい氷とベストマッチ。贅沢な味わいは「大人ためのかき氷」と呼びたくなりました。


個人的に、メニューの一番上にある物が、そのお店の一番人気である場合が多いと思います。実は、こちらのメニューの一番上に書かれているのが、この宇治あんしぐれなのです!
抹茶を使ったかき氷で一番ポピュラーなのは、つぶあんを載せた「宇治金時」だと思いますが、今回ご紹介しているのは、かき氷では珍しい「こしあん」を使った一品。二つ茶屋2階の喫茶コーナーでいただけます。

アイスクリームの天ぷら
二つ茶屋の名物「アイスクリームの天ぷら」
冷たいアイスクリームが天ぷらの中に入っているという不思議さから、何度もテレビや雑誌で紹介されている人気メニューです。
一見、シュークリームのようにも見えますが、上にシュガーパウダー、チョコソースが振りかけられたシューよりは厚みのあるカステラのような生地は、ふんわりというより、サックリ。ナイフで切ってみると、中にはギッシリとバニラアイスが入っています。高温で揚げられた温かくほんのり甘い生地の中からとろける、さっぱりした甘さ控えめなアイスクリームのひんやりさがたまらない。食感は、サク!→フワっ!→とろっ!→冷っ!!楽しくて、美味しいです。ボリュームがあるのにぺろりと食べれてしまう不思議なスイーツです♪昭和40年代よりお店で出されているとの事。美味しいロングセラーの一皿です。


住所:神戸市中央区元町通3-7-9
電話番号:078-331-0755
FAX:078-331-0757
営業時間: 10:00~19:00(水曜日のみ18:00)(定休日:不定休)
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神戸凮月堂 元町本店
明治30年(1897年)の創業以来、港町神戸の元町三丁目で歴史を重ねてきた「神戸凮月堂 元町本店」。
ゴーフルをはじめとする定番の美味と共に、季節毎に新しい美味しさにも出会えるお店です。本店には、お食事や喫茶が出来るコーナーがいくつかあります。中でも1階奥にあるサロン・ド・テでは、素敵なスウィーツメニューがいくつもご用意されています。

特選あんみつ
サロン・ド・テおすすめの一品!
サロン・ド・テおすすめの一品は、「特選あんみつ」です。この夏も、たくさんの方が召し上がる姿が見えるよう。
極上の小豆「丹波大納言」をはじめ、ぶどうのような色艶で丸々とした「丹波の黒豆」、風味高く大粒の「和栗の甘露煮」、ほどよい口当たりの「自家製弾力寒天」など、選りすぐりの食材で作られます。みつが選べるようになっているのも(白みつ・黒みつ・抹茶みつ)楽しみの一つです。



いちごミルクジュース、かき氷
濃厚な果実感が魅力的
特選あんみつの他にも、神戸市北区大沢町の「すまいるふぁーむ藤本」でとれたフレッシュいちご『おいCベリー』でつくったジュースとかき氷も大人気。生のいちごをミキサーにかけて作った二品は、濃厚な果実感が魅力的です。

住所:神戸市中央区元町通3-3-10
電話番号:078-321-5598
FAX:078-321-5428
HP:http://www.kobe-fugetsudo.co.jp
営業時間: 10:00~19:00(定休日: 無休(但しレストランは火曜日))
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杉養蜂園 神戸元町店

はちみつ入ソフトクリーム(ブルーベリー&ハニーソース)
杉養蜂園の店頭で販売されているソフトクリームは、クリームと蜂蜜のマッチングが素晴らしい一品。ソフトクリームにも蜂蜜が含まれている、濃厚なクリームです。色も、ほんのりはちみつ色。「プレーン」「ゆず蜜」「メープルハニー」など色々な種類があります。
今回、オーダーしたのはブルーベリー&ハニー味のソース。甘酸っぱさと、まろやかな甘さが絶妙にマッチしてさっぱりとした後味です。蜂蜜がちょっと苦手という方にも是非、一度試していただきたい!蜂蜜の風味の豊さが感じられる食べやすい甘さです。





パティスリーグレゴリー・コレ 神戸元町本店

自家製アイスクリーム&シャーベット
一つ一つ丁寧に手作業で作られた、究極の涼味!
季節柄、冷たい物が本当に美味しく感じられます。
フランス人パティシエの手がける本格洋菓子のお店パティスリー グレゴリー・コレでも、今、店頭や通販でやはり目に留まるのはアイスクリーム&シャーベットです。店頭には大きな冷凍庫もご用意され、ウィンドウにはパッケージが飾られています。自分用にはもちろん、ギフトにも自信を持ってお届け出来ます。厳選された材料だけを使ったパティスリーの自家製アイスクリーム&シャーベットは、一つ一つ丁寧に手作業で作られた、まさに究極の涼味!そんなアイスクリーム&シャーベット(Glacee et sorbets)には、たくさんのフレーバーが用意されています。



種類を選ぶ瞬間から楽しい!!
・マダガスカル産バニラ(vanille de madagascar)
最高級バニラを使った香り高いアイスクリーム。ふくよかな甘さが特徴です。
・チョコレート(ショコラ chocolat)
バローナのチョコレートをふんだんに使った濃厚な大人の味です。
・レモン(citron)
レモンの爽快な酸味が口の中に広がるさっぱりしたソルベです。
・マンゴーパッションバナナ(mangue, passion, bananes)
人気No.1のトロピカルフルーツをブレンドした南国の香り豊かなシャーベット。
他にも、ストロベリー(fraise)・ラム・レーズン(rhum raisin)・フランボワーズ(framboise)・カフェ(cafe)・メープルウォルナッツ(maple walnuts)・はちみつ(miel)・ブルーベリーヨーグルト(myrtille yaourt)・白桃(peche blanche)・キャラメル(caramel)・バナナチョコクッキー(banana chocolate cookies)・ロイヤルミルクティ (the au lait)のフレーバーがあり、どれを選ぼうか迷ってしまいます。
上品で美しいパッケージも贈り物にピッタリ。

本高砂屋
高砂きんつばで知られる「本高砂屋」ですが、夏季になると贈り物にしたくなるお菓子がいくつも登場します。
今回ご紹介する「凍ってきりりシャーベット」、定番の上生菓子「果心庵」の夏季限定「日向夏」シリーズは、郵送しやすい形状なので、サマーギフトにもおすすめです。時期ごとに色が変わる包装紙の色も楽しみ。今は爽やかな水色の色合いは目にも涼しげで、季節感を感じさせてくれます。これも多くの商品デザインに携わる、デザイン顧問の綿貫宏介氏の手によるものです。包装紙や紙袋のデザインも人気が高く、「このデザインを見るだけでも、美味しいお菓子の事を思い出す」という方がいる程です。

凍ってきりりシャーベット
爽やかなフルーツを使った凍らせて食べるデザート
爽やかなフルーツ(ナツミカン、ザクロ、グレープ、メロン)の香味をそのままシャーベットに取り込みました。冷凍庫で凍らせて、シャーベットにしていただけます。カチカチに凍らせたり、半分くらい凍ったところでいただいたり、と調節する事で、様々な風味や食感の違いを味わえます。暑中の折、冷たい美味をお楽しみください。



果心庵(かしんあん) 日向夏
甘みと酸味の爽やかなハーモニー
日持ちのする上生銘果として長く愛されている果心庵(かしんあん)は、梅・胡麻・柚子・栗の四種が定番のお味です。夏季限定で、日向夏の蜜漬けを入れた羊羹を、甘夏風味の道明寺羹で包み込んだ「果心庵 日向夏」も登場しました。日向夏の独特な甘みと甘夏の酸味が奏でる爽やかなハーモニーが楽しい逸品です。常温でも美味しいと評判ですが、少し冷されると一層美味しくいただけます。
綿貫宏介氏の手による鮮やかなパッケージデザインも美しい一品です。